ミラドライはキズができないわきが治療として注目されていま
すが、その効果はどうなのかをご説明します。

実際のところ効いたという人も、ローンだけが残って何も効果
はなかったという人もいます。

これは何が違うのか……？

仮説としては先ず、アポクリン腺の数や大きさは人によって違
い、場所もかたよりがあったり個々で特性があります。

なので、照射範囲にアポクリン腺がまんべんなくほぼ均等にあ
り数も大きさも比較的小さい、少ない人、つまり軽度の人は効
果がでやすいのかと思います。

ヨードでんぷん反応なので、チェックした上で照射範囲を決め
ると思いますが、アポクリン腺は数や大きさは切開しないとわ
からないのがこの治療の難しいところでしょう。

なので、施術するまでわかない賭けかも知れません。

また、症例数がまだまだ少ないので３年後、５年後再発すると
いうこともあるかも知れません。

ミラドライがわきがにいいと言われているのは、マイクロ
ウェーブの電磁波を利用してアポクリン腺を破壊すること
でニオイを減らすということです。

マクロウェーブというのはどこの家庭でもある電子レンジの
電磁波です。

公式サイトには書かれていませんが、おそらく臭は通２４５０
mHzで熱で汗腺を処理すると思われます。

確かに水の分子を振動させて温める(熱)ことができるので、
汗腺に正確に照射されれば、理論的には破壊できるようです。

また、電磁波は人体への害は大丈夫なのかと思われるかも知れ
ませんが、マイクロ破の人体への影響は問題ないと言われてい
て厚生労働省にあたるアメリカのＦＤＡも認可しています。

ミラドライをして失敗した！という前に押えておきたいポイ
ントを３つお伝えします。

１、ミラドライの厳しい技術審査にパスした認定医

２、術後の保証付き、アフターケアも万全なクリニック

３、ミラドライの症例数が多い医師

最低この３点は事前に確認するのが無難です。

欲をいえば、心配や不安なことを何でも相談できるのはも
ちろんですが医師と相性も大事です。

どこに行けばわかない場合はこちらで相談いただければ
あなたのお住まいの近隣のクリニックをご紹介します。

ミラドライの副作用でよく聞くのが痛み、水ぶくれ、赤み、
腫れ、しこりなどの症状があります。

これは、患部に熱をエネルギーを照射するのである程度は
致し方ないことです。

ただ、これも個人差がありますが１週間～１ヶ月ぐらいで
徐々に目立たなくなってきます。

今までミラドライを照射して副作用として神経の働きが鈍
くなったなどという人はいるようですが、一時的な副作用
で後遺症にはならず改善したようです。

副作用も個人差に左右されますが、重篤な後遺症などが出
たケースはないとのことです。

ミラドライの施術で再発した、失敗した、術後臭…etc
といろいろありますが。

再発可能性についてはあくまでも仮説ですが、

切開する煎除法と違いミラドライでは目視できないアポ
クリン腺の分布状況、数、大きさがまったくわかないの
で医師の高いスキルと経験がより問われます。

なので、経験が少ない医師が照射すると効果を実感しにくい
かも知れないということがあります。

また、クリニックによっては安全に行うために出力レベルを
かなり下げてやってるところもあるようです。

この場合アポクリン腺が多いところには効果が出にくい
可能性があります。

しかし、こんな中でも多くの症例数、実績を上げて安全性を
確認した上で最高レベルの出力で照射して結果を出している
医師もいます。

 なので、カウンセリングのときにはこの２点を質問してみれ
ばいいと思います。

ミラドライも施術してしばらく経つと(６ヶ月)術後臭が気にな
るという人もいます。

術後臭の難しい問題として何点かありますが…

アポクリン腺が破壊された前提で例にすると原因が３つ
あると思います。

わきがの原因であるアポクリン腺が破壊されていれば医学的に
見てもワキガ臭がするはずがないからです！

ということで、

１、エクリン腺からの汗のニオイをワキガ臭と思いこんで
　　しまうケース。

２、他人のせきやくしゃみなどが気になってしまう自己臭
　　恐怖症

３、精神性発汗というもので、極度の緊張により交換神経
　　というのが活発になりすぎて汗が多くなり汗臭さがワ
　　キガ臭と思いこんでいる。

などです。

難しい問いですが、ミラドライも煎除法のように保険ででき
る手術もどちらもメリット、デメリットがあります。

先ず、ミラドライのデメリットは、

症例数が少ないので３～５年程度の長期的な追跡調査を今後
していかないと永久的な効果はわからない、医師の技量が問
われる、治療費が高額などが上げれます。

メリットとしては、傷跡が残らない、ダウンタイムが短い、
などが上げられます。

次に、保険手術のデメリットは、

傷跡が目立つ可能性がある、ダウンタイムが長く、３～７日
は包帯のような物で固定するためアメフトの選手のようにな
り洗髪もできないぐらい生活に支障がでる。

メリットは、アポクリン腺を目視で切除するため取り残さない
限りワキガ臭を確実に永久的に消すことができる。

ということで、これらを比較した上でご検討されることをおす
すめします。

ＦＤＡ(アメリカ食品医薬品局)では認可されているミラドライ
ですが、ＦＤＡと同等の機関である厚生労働省は認可していま
せん。

日本の場合は厚生労働省から認可をもらわないと、治療法も薬
も保険がききません。

研究、臨床である程度の症例や効果なければ認可してもらえな
いので医師が輸入するということになります。

だから、保険適用にはならないのです。

しかし、ワキガ手術の定番である煎除法は国が認可しているの
で保険で受けることができます。

当たり前の話ですが、ミラドライは切開しないので術後のケア
がラクです！

もちろん腫れるなどの一時的な副作用はありますがワキを包帯
で固定されるということもないので、洗髪もままならないとい
うことはありません。

術後のダウンタイムも短くシャワーは当日から浴びることがで
きます。

手術の場合は術後の通院回数も１ヶ月のうちに５回前後という
こともありますが、ミラドライは基本的に問題なければ照射で
終了ということになります。

ミラドライ後にデートを控えているという場合は、腫れるなど
の副作用を目安程度でも計算しておいた方がいいでしょう。

やはり熱エネルギーを照射するので腫れるなどの症状が出てき
てしまうのです。

で、もしお泊まりデートなどのときは確実に目だってしまうの
でパートナーに気づかれないためにも余裕を持って施術をする
が望ましいのです。

だいたい、元のようになるのに１週間～１ヶ月人と個人差が
あり時間がかかりますが、計画的に施術するのがいでしょう。

また、アルコールも３日程度の休肝日を作ることも大事です。